7月27日 カナダの新型コロナウイルス感染状況
新規感染者数 416人
感染者累計 114,597人
死亡者数累計 8,901人
現在感染者数 5,836人
回復者数累計 99,860人
州別新規感染者数(カッコ内は累計)
ブリティッシュ・コロンビア州 24人(3,500人)
アルバータ州 91人(10,390人)
サスカチュワン州 31人(1,209人)
マニトバ州 6人(400人)
オンタリオ州 119人(38,799人)
ケベック州 145人(58,728人)
ニュー・ブランスウィック州 0人(170人)
ノバスコシア州 0人(1,067人)
プリンスエドワード島州 0人(36人)
ニューファンドランド&ラブラドール州 0人(266人)
ユーコン準州 0人(14人)
ノースウエスト準州 0人(5人)
ヌナブト準州 0人(0人)
カナダ公衆衛生対策
- フィジカルディスタンス(2メートルの物理的距離)の実行
- 手洗いの励行
- 風邪に似た症状や体調が優れないなど少しでも新型コロナウイルス感染の疑いがあると思われる症状がある場合は外出しない
- フィジカルディスタンスが実行できない場合は医療用以外のマスク・顔を覆う物を着用
- 新型コロナウイルス感染の疑いがある場合は、各州公衆衛生局が指定する方法で検査を受ける
カナダの国境対策と入国制限
カナダ政府は3月18日より海外からのすべての旅行者の入国を禁止。6月30日、入国禁止措置を7月31日まで延長することを発表した。カナダ国籍・永住権保持者を含む一部の滞在資格保持者は対象外。
カナダ・アメリカ国境閉鎖について
カナダ政府は7月17日、アメリカとの国境閉鎖を8月21日まで延長すると発表した。カナダとアメリカの国境閉鎖措置は両国の合意により3月21日から双方向で実施され、必要不可欠な物流や不要不急以外の往来を禁止している。
カナダ入国時の対策
カナダへの入国禁止期間中でもカナダ国籍・永住権保持者を含め、一部滞在許可保持者は入国を認められている。
入国するすべての渡航者は新型コロナウイルス対策として以下が義務付けられている;
- 入国後14日間の自己隔離(他の人との接触を制限)を実施すること
- 空路、陸路、航路を含むすべての入国地点で、カナダ国境サービス庁に連絡先を提出すること
- 自己隔離中に症状が出た場合は、他人との接触を断ち、各州公衆衛生局に連絡して検査を受けること
これらのカナダ政府が定めた新型コロナウイルス感染防止規定に違反した場合は、6カ月の禁固刑・750,000ドルの罰金が科せられる。
ブリティッシュ・コロンビア州から入国する場合は自己隔離計画を提出しなければならない。
カナダ国籍・永住権保持者以外で、入国が許可されている対象者
- 労働ビザ・学生ビザ・短期労働者ビザ(必要不可欠な季節労働者などが含まれる)保持者
- 外交官
- 航空会社乗務員
6月9日から入国規制の一部緩和によりカナダ国籍・永住権保持者の家族に限り条件付きで入国を許可。
対象近親者は以下のとおり;
- 配偶者・コモンローパートナー
- 扶養内の子ども、もしくは配偶者・コモンローパートナーの扶養内の子ども
- 親・継親、もしくは配偶者・コモンローパートナーの親・継親
- 後見人
入国条件;
- 新型コロナウイルス(COVID-19)の症状やその疑いがある症状がないこと
- 新型コロナウイルス(COVID-19)に感染している疑いがないこと
- 15日間以上カナダに滞在すること、など
入国後の14日間自己隔離などの入国者全員を対象とした対策も義務付けられている
空港・航空機利用の対策について
空港での対応
現在カナダでは、国際線の受け入れを、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー空港、オンタリオ州トロント空港、ケベック州モントリオール空港、アルバータ州カルガリー空港に限定している。
海外からの渡航者で、入国時に空港ですでに新型コロナウイルス感染の疑いがある症状がある場合は、カナダ国境サービス庁職員が保健機関担当者に連絡し、担当者が対応するとしている。
マスクの着用義務付け
飛行機を利用するすべての搭乗者は、空港や飛行機利用時で、医療用以外のマスク、もしくは、顔を覆う物の着用が義務付けられている。ただし、2歳以下の子ども、呼吸器疾患がある人、マスク着脱に補助がいる人は対象外。
医療用以外のマスク・顔を覆う物を所持していない場合は、空港内の規制エリアに入場できないため、旅程を続行できない。
セキュリティチェックポイントや個人を確認する場合は、マスクを一時的に外すよう指示される場合がある。
体温検査について
カナダ運輸省は6月12日、飛行機を利用するすべての搭乗者に体温検査を実施するよう航空会社に義務付けることを発表した。
段階的に導入され、第1段階は6月30日からすべての航空会社はカナダに到着する国際線・アメリカ線を対象に出発地点での搭乗者の体温検査実施が義務付けられる。第2段階は7月下旬からカナダ国際線運航4空港での出発便を対象に実施、第3段階は9月から全国主要11空港で出発便を対象に実施となっている。