トランプ大統領「米加国境まもなく再開」にカナダ政府は反応せず

 カナダ政府ビル・ブレア公安大臣は9月18日、アメリカとの国境閉鎖を10月21日まで延長すると発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策として3月から実施されている米加の国境閉鎖延長は6回目。生活必需品の物流、エッセンシャルワーカーや医療関係者など一部の例外を除いて一般旅行者の往来が禁止されている。カナダ国民とその家族のカナダ入国は許可されている。

 ツイートしたブレア公安大臣は、「カナダ国民の安全を維持するために公衆衛生局のアドバイスに基づいて今後も(国境閉鎖について)決定していく」と発表している。

トランプ大統領「カナダは国境を再開したがっている」発言にカナダ政府は言及せず

 アメリカのドナルド・トランプ大統領は18日、カナダは国境再開を希望していると発言。「両国は国境を近いうちに再開する」と語った。

 この発言についてカナダ政府は反応をみせていない。

 世論調査会社ナノスが発表しているナノスとUniversity at Buffaloの調査によると、カナダにとって健康リスクが最も高いと思う国のトップはアメリカで50パーセント、次いで中国40パーセント、メキシコ8パーセントとなっている。

 一方アメリカでは、トップは中国で61パーセント、次いでメキシコ16パーセント、カナダと日本が6パーセントで続いている。

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