カナダ政府ビル・ブレア公安大臣は10月30日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として実施している入国制限について、アメリカを除くすべての国からの入国規制を1カ月延長すると発表した。11月30日までとなる。
アメリカとの国境閉鎖については11月21日までとなっている。
国内で新型コロナ感染者急増
入国規制対象外となっているのは、カナダ国籍者、永住権者、その家族や、エッセンシャルワーカーなど。入国制限に関してカナダ政府は10月に規制をやや緩和し、カナダに入国できる家族の範囲を拡大したほか、留学生の入国も10月20日から可能になっている。
一方で、カナダ国内では新型コロナ感染者が急増している。現状はすでに感染者累計が24万人となり、死亡者は1万人を超えた。オンタリオ州やケベック州では毎日約1,000人の感染者が確認されている。
さらにマニトバ州やアルバータ州でも毎日の感染者が300人から400人と急増、感染拡大が抑えられていない。ブリティッシュ・コロンビア州では週末のハロウィンにはグランビル通りで賑わう若者の姿が伝えられ、これからますます増える可能性が高くなっている。
合わせて読みたいニュース記事