フレーザーバレーの農場で飼育されていたミンクが、新型コロナウイルスに感染していたことが確認された。
ブリテッシュ・コロンビア州の農業水産食品省によると、この農場ではスタッフ数人が新型コロナに感染していたため、ミンクについても調べたという。サンプルを調べた5匹がすべて陽性だった。ゲノム解析の結果は来週に判明する。
州政府ではコロナ感染が分かった農場に対して、ミンクや物資の動きを止める隔離命令を行った。アウトブレイクの間も、ミンクに食料を与えるなど世話は続ける。
この農場については、定期的調査の一環として9月にも調べていて、バイオセキュリティや動物福祉上、何ら問題は確認されなかった。
州政府の声明では、今回のアウトブレイクによるほかのミンク農場に対する健康リスクはないという。
ミンクの新型コロナ感染については11月初旬にデンマークで変異種が確認され、1700万匹が殺処分となった。また米オレゴン州でもミンクの感染が報告されている。