ビッグホワイトスキー場で60人感染(更新)

 更新情報 ビッグホワイトは新型コロナウイルスクラスター発生に関連して、スタッフを解雇したと16日発表した。

 解雇されたスタッフはリゾートとの間の契約に違反したという。ビッグホワイトでは新型コロナウイルスの症状がある場合、接触のあった家族やルームメイトに症状がある場合は職務にはつかない、政府が定めたソーシャルギャザリングについての規則に従う、などを定めた契約書、『Social Responsibility Contract』をスタッフとの間で交わしていた。

 またスタッフは毎日仕事を始める前に、健康状態を確認する『Health Declaration』に署名している。

 クラスター発生を受けて、RCMPが地域のパトロールを強化している。 

 オカナガンにあるスキー場、ビッグホワイトで新型コロナウイルスのクラスターが発生した。ブリティッシュコロンビア州内陸部を管轄する保険局、インテリア・ヘルスが12月15日に発表した。

 インテリアヘルスによると、確認した感染者は約60人で、宿泊施設をシェアしていた人の間で発生している。最近、ビッグホワイトを訪れた人も、現在、濃厚接触の連絡がなく、滞在中、同居家族とのみ過ごしていた場合は、リスクは低い。

 クラスター発生の発表を受け、ビッグホワイトでは「働いていたスタッフやスタッフとスキー場利用者の間での感染については確認していない」、「クラスターは一緒に宿泊していた人たちの間で、またソーシャルギャザリングによるもの」との声明を出している。リスク軽減のためにRCMPなどとも話し合いを行っているという。

 ビッグホワイトはオカナガンのケロウナ近郊にあるスキー場で、シャンペンパウダーと呼ばれる雪質の良さで人気がある。