中小企業の事業オンライン化推進を支援する、ブリティッシュ・コロンビア州政府によるOnline Launch Programの終了が近い。参加資格があり、利用を希望する企業はできるだけ早急に申請して欲しいと、プログラムを担当するマイヤ・ダフィー氏が日系企業によびかけた。
ダフィー氏は州政府でOnline Launch Programを担当している。同氏の発言はBC州政府と在バンクーバー日本国総領事館の協力で、バンクーバー日系経済団体連絡協議会が2月17日に主催したオンラインセミナーでのこと。
Online Launch Programは小売や観光業、レストランなどのパンデミックで大きな打撃を受けた事業を支援するためにBC州政府が用意した。
州の中小企業が、オンラインショップの開設やeコマースの改善といった事業モデルのオンライン化費用の75%、企業あたりで最大7500ドルまで支援する。ウェブサイトのデザイン、オンライン広告、バナー作成、オンラインショップを管理するスタッフトレーニングなどの費用も対象となっている。
BC州ではプログラムに1200万ドルの予算を確保していて、先着順で補助金を受けることができる。申請締め切りは2021年3月31日だが、予算を使い切ればそこで終了となっている。ダフィー氏によれば既に申請額は予算を超えているものの、承認されない企業もあるとみられ、繰り上げで利用できる企業が出てくる可能性もあるとして、できるだけ早く申し込むようセミナー参加者に勧めた。
プログラム予算の増額などの予定はないか、連絡協議会の岡本裕明議長がセミナーで質問したが、ダフィー氏は現時点では分からないという。
Online Launch Program www.launchonline.ca