新型コロナウイルス感染対策再強化が発表されたブリティッシュ・コロンビア(BC)州で、この日新型コロナ発生後最多となる1,013人の新規感染者数を記録した。これまでの最多は4日前の3月27日936人。累計感染者数はついに10万人を突破し、100,048人となった。
3月に入ったあたりから新規感染者数が増加傾向にあったBC州だが、後半から急増。要因はスプリングブレイク中の州民の行動とみられる。
そのため一時は感染対策の緩和も発表されたが、29日には期間限定での再強化策が発表された。30日から4月19日まで3週間実施される。
これにより、レストランやバーでは店内での飲食を禁止、スポーツジムでの大人のグループアクティビティ禁止、25日には許可した屋内での宗教的行事の再禁止、ウィスラーブラッコム・スキーリゾートの営業停止など厳しい内容となった。
感染者数はバンクーバーコスタルヘルス、フレーザーヘルス区域が多い。この日も新規感染者のうちバンクーバーコスタル385人、フレーザー458人と80パーセント以上を占めている。
こうした傾向が続くことから、BC州保健省は30日、両ヘルス区域内に在住する55歳から65歳までの希望者を対象に、アストラゼネカ製ワクチン接種を開始すると発表した。31日からすでに予約ができる。
保健省はこの日の発表で、自分が住む区域以外への移動をすべての州民が避けるべきと注意を促した。4月2日からはイースター4連休に突入する。
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