金沢からこんにちは
こんにちは、金沢ゲストハウスポンギーのにいなです。
今回は、これまであまりお話してこなかった、私が女将として働くゲストハウスについてご紹介したいと思います。
ポンギーってどんなところ?
ポンギーは、金沢で最初のゲストハウスとして2009年にオープンしました。築140年の元呉服屋を改装した、3部屋のみの小さな宿です。
ゲストさんの7割ほどが外国の方で、これまでに世界各国から泊まりに来ていただいています。
金沢駅から歩いて10分ほどのところにありながら、アユやカルガモ、ホタルなどが見られる鞍月用水が目の前を流れ、毎日水の音に癒されて仕事をしています。
名前の由来とは?
ポンギーとはミャンマー語で「僧侶」の意味です。代表のまさきが、以前ミャンマーで僧侶になった経験があることからこの名前が付けられました。
ご縁があるミャンマーの、経済的に恵まれない子どもたちを支援したいという思いから、オープン以来お宿代の中から100円を寄付する活動を続けています。働くスタッフは、誰かのプラスになりたいという思いを共通にしています。
ゲストハウスの魅力
ゲストハウスの特徴の一つは、ドミトリー(相部屋)があるということです。
素泊まりかつセルフサービスということもあり、その分コストが抑えられています。
相部屋を含めて共有のスペースが多く、特にポンギーではスタッフがゲストさん同士を紹介することもあり、皆さんすぐに仲良くなります。
また、アットホームな日本の生活を好む様々な年代の方にお泊りいただいています。
文化体験と交流の場
ポンギーでは、人のハート(交流)を大切にしています。
6畳の談話室では、折り紙や書道、茶道などのアクティビティをしています。
ポンギーでは、「ピース折り紙」を毎日のように折っています。平和のメッセージを書いて折り鶴を作るものです。
「一日の中で、皆が少しでも平和について考える時間を持てたらいいな…」という思いで、オープン当初から続けています。
他には和菓子職人の友人が先生となって「季節の和菓子作り体験」も行っています。
コロナの影響で昨年から2年続けてかしわ餅づくりはできなかったけれど… 来年こそはできますように!
冬にはポンギー鍋をします。
皆で近くのスーパーに買い物に行き、一緒に作って食べ、片付けも一緒にします。味付けは、石川名物の鍋の素、「とり野菜みそ」です!
あー、またポンギー鍋したいです!
ポンギーで「宝物」を持って帰ってほしい
ゲストハウスはホテルと違ってゲストさんとの距離が近いので、ゲストさんと毎回じっくりお話をしています。
金沢のことだけでなく、日本文化、旅、人生の話まで…。
ゲストさんには、思い出や情報など、いつも何か良い「宝物」を持って帰ってもらえれば…という思いでいます。
このような思いが通じて、世界最大の旅行口コミサイト「Tripadvisor」よりTraveler’s Choice(全施設の上位約10%に与えられる賞)を8年連続でいただくことができたのは嬉しい限りです。
これからのポンギーは?
昨年からのコロナ禍で、ゲストハウス業界も大きな打撃を受けました。ポンギーもドミトリーの人数制限をしたり、交流する際も密を避けたりと、今までと同じようにできない点は多いです。
このような時期ですが、これからも、人の心のつながり(交流)を大切にしていきたいと思っています。
ゲストハウスPongyi(ポンギー)では、ZOOMを使って金沢の観光地や、地元ならではのスポットを巡るオンラインツアー「金沢オンラインまち巡り」を実施しています!
金沢の暮らしにご興味のある方は、チェックしてみてくださいね!
金沢オンラインまち巡り:pongyi-online.com
ゲストハウスPongyi HP:www.pongyi.com