太陽と地球、月が一直線に並び、月全体が地球の影に隠れる「皆既月食」が北米大陸西部で5月26日に観測できる。太陽光が地球に遮られて皆既となる月は、赤黒い赤銅色に見える。
さらに、満月が地球に近づいて大きく見える「スーパームーン」も重なっている。2021年中で地球に最も近い満月で、アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、スーパームーンは最も遠ざかる満月と比べると、見かけの直径は約14%大きく、明るさは約30%増して見えるという。
満月
5月26日4:14 a.m.
(時間は太平洋夏時間)
天体ショーが楽しめるかどうかは天気次第ではあるが、日本の国立天文台ではライブ配信も行う。日本時間5月26日18時(太平洋夏時間2時)からで、東京都にある三鷹キャンパスから配信するとともに、すばる望遠鏡のあるハワイ島マウナケア山頂からの映像も紹介を予定している。
https://www.youtube.com/watch?v=JvkJZ5YWTKc
次の月食は2021年11月19日で部分月食。また、5月の満月はアメリカ先住民がフラワームーンと呼ぶ。