米加国境閉鎖を7/21まで延長

 カナダとアメリカの国境閉鎖が1カ月延長された。ビル・ブレア公安大臣は、必要不可欠な移動以外のカナダ・アメリカの往来を7月21日まで延長すると発表した。

 アメリカ以外からのカナダ入国についても7月21日まで規制を延長すると発表した。

 ジャスティン・トルドー首相は6月18日の記者会見で、アメリカとの国境再開についてまだ国民のワクチン接種に関する目標の数字を達成していないとして、引き続き閉鎖すると述べた。依然として慎重な姿勢を維持している。

 同首相は5月18日に国境再開には国民の75パーセント以上が1回目のワクチンを接種、さらに20%が2回目のワクチン接種をしていることが必要との認識を示していた。

 夏の旅行シーズン直前のカナダ政府の発表に、アメリカの一部の政治家から失望の声が上がっている。

 アメリカ共和党のエリス・ステファニック議員は国境閉鎖の延長は間違いであり、受け入れがたいとのコメントを行った。同議員は国土安全保障省長官アレハンドロ・マヨルカス氏にアメリカ側の一方的国境再開を求める書簡を送ったことを6月3日に明らかにしている。

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