SFドラマシリーズ「スター・トレック」で「キャプテン・カーク」を演じた、カナダ人俳優ウィリアム・シャトナーさんが10月13日、90歳と史上最年長で宇宙飛行を行った。
「スター・トレック」は1966年にアメリカで放映を開始して現在も続く人気ドラマシリーズで、映画化もされた。シャトナーさんは長期にわたり、主役のカーク船長を演じたことで知られる。
宇宙飛行には、ブルー・オリジンの副社長オードリー・パワーズさん、衛星画像企業、プラネット・ラブズのクリス・ボスハウゼンさん、臨床研究ソフトウェア企業、メディデータのグレン・デヴリースさんも参加した。
4人はアメリカの航空宇宙企業、ブルーオリジンが独自で開発した宇宙船、「ニュー・シェパード」に搭乗して、 高度106キロメートルまで達した後、無事帰還した。大気圏と宇宙空間の境界とされる「カーマン・ライン」は、海抜高度100キロメートルなので、それを少し上回った。
シャトナーさんは「信じられない」「言葉にできない」とつぶやきながら、無重力の中で地球を眺めた。ブルーオリジンの有人宇宙飛行は今回で2度目だった。
帰還したシャトナーさんは、ブルーオリジン創設者のジェフ・ベゾス氏に「最も感動的な経験だった」と涙を流しながら語った。
ブルーオリジンが宇宙飛行の様子をYouTube動画で公開している。
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