日本では例年、年末になると街にベートーベンの交響曲第九番が「歓喜の歌」として街に流れることが多くなりますが、「サントリー1万人の第九」コンサートは1983年の誕生以来、今年で39年目となり、毎年大阪城ホールに1万人の一般の方々が参加する大規模合唱コンサートとして、人と人が歌を通して一つになれることを体感してきました。
その「1万人の第九」も、COVID-19の影響により去年より一同に会しての開催はできなくなり、合唱はリモートでの開催となりました。
それはこの長年の歴史においては残念なことではありましたが、このような世界中が断絶される危機にあっても、日本国中、また海外からも歌声を合わせることができる新たな1歩を踏み出しました。
今年の「サントリー1万人の第九」コンサートは2021年12月5日(日)15:00開演(日本時間)開催予定で、MBS(毎日放送)のTV放映のほか、YouTubeやWebサイト上での公開、ドキュメンタリーなどの特別番組が予定されています。
今年の動画投稿は特に海外からの投稿を募集しており、バンクーバーの皆さんにもぜひ、動画投稿に参加していただきたいという呼びかけがありました。
これは世界中の人々の絆をつなげることが目的ですので、老若男女、年齢・国籍は問いません。
投稿箇所は12ブロックに分割した第九第4楽章合唱部分のどのパートを歌っていただいても良いですが、海外からの投稿はそのメインテーマであり、広く知られている「歓喜の歌」Mパートを推奨されています。
Mパートは歌唱部分は50秒ほどでそのうち繰り返し部分が半分弱ありますので、実質30秒ちょっとだけの短いパートです。
もちろん歌える方は全曲投稿していただいても構いません。
歌詞はドイツ語ですが、動画録画時のお手本動画にカタカナの字幕が出ますのでカラオケ感覚で歌っていただけます。
歌はちょっと苦手…という方も、冒頭の「Freude!(フロイデ!)」のひと声だけでも、また小さなお子様のダンスなどの投稿だけでも可能となっています。
お気軽にバンクーバーから日本の皆さまへ、また世界中の皆さまへ「歓喜の歌」の一節を届けましょう!
★動画投稿、各パートの録音時のお手本動画は以下のサイトからご覧ください。
https://www.mbs.jp/daiku/remote-ensemble/
★音域はソプラノ、アルト、テノール、バスのどのパートを歌っていただいても構いません。(ソプラノパートを1オクターブ下げる、女性が男性パートを歌っていただいても可)
★録画投稿締め切りは12月10日となっておりますが、コンサート本番に使われる動画は11月末までに投稿されたものとなり、その後に到着したものは特別番組に追加編集されます。
★「サントリー1万人の第九」公式ホームページ
https://www.mbs.jp/daiku/
★現在、英語の投稿サイトも用意されていますが、英語版はMパートのみの投稿となっております。
英語版「動画投稿」ページ (公式ホームページ右上Englishボタン)
https://www.mbs.jp/daiku/english/
昨年の様子は…
【1万人の第九2020】
https://www.youtube.com/watch?v=NAj5We0hUjs
英語版(ダイジェスト)
https://www.youtube.com/watch?v=xW7WtOMWxbw