ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の畜産農家の協会、BCデイリー(BC Dairy)が、豪雨で大きな被害を受けたアボツフォードとヤロウ地域の状況の初期アセスメントを行った。
その結果、BCデイリーでは地域には2万3000頭がいて、うち500頭が死んだと推定している。6000頭がアボツフォード、チリワック、アガシーの他の農場に避難した一方、地域にまだ残っている牛もいる。62の酪農場が避難命令の発令した地域にある。
今後、また洪水が起こったり、もしくは安楽死が必要になり、被害がさらに増える可能性もあるという。
州の幹線道路をはじめ交通網が遮断されたことで、オカナガンやクートニー地域では生乳をアルバータ州へ送って加工している。ハイウェイ3号線の状況が改善されるまでの処置だが、現在、BC州の畜産農家の牛乳の8割は加工に送られるようになっている。
BC州には再び低気圧が近づいていて、金曜の朝までに80ミリの降雨が予測されている。