JETプログラム参加者の帰国を歓迎するレセプションが、11月18日に在バンクーバー日本国総領事公邸で開かれた。新型コロナ感染拡大により昨年は開催されなかったことから、二年ぶりの歓迎レセプションとなった。
2020年と2021年にプログラムを終えて帰国した8人をはじめ、JETプログラム同窓会BC・ユーコン支部(JETAABC)関係者、ブリティッシュ・コロンビア日加協会、日系文化センター・博物館など日系関連組織関係者、日本語教育関係者ら合計24人が懇親を深めた。
JETAABCのダニエル・マルキエビッチ会長の挨拶の後、帰国者は一人ずつ挨拶をして日本での思い出を語った。
羽鳥隆総領事は乾杯の挨拶で、JETプログラム参加者らは、いわば「非公式」の外交官として、日本とカナダの異文化理解に貢献したと述べた。そして、日本について学んだことをカナダの人たちに伝えることで、これからも2国間の架け橋として活躍して欲しいと励ましの言葉を贈った。
懇談では出席した人たちは、日加両国間の絆を深めて帰ってきた、プログラム参加者の経験に耳を傾けた。
JETプログラムは「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme) の略称で、外国語教育の充実を図るとともに、地域レベルでの国際交流を推進することを目的としている。 日本政府は毎年57カ国以上から大学を卒業した青年を外国語指導助手(ALT)として公立学校へ、あるいは国際交流員(CIR)として地方公共団体の国際交流担当部局へ派遣している。
(取材 西川桂子)