大雪のバンクーバー、休校相次ぐ

 バンクーバー周辺では1月5日の夜に降った大雪により、地域のほとんどの学校区が6日を休校とした。自治体で休校にしなかったのはデルタのみだった。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では、冬休み明けを約1週間延ばしたが、医療従事者をはじめエッセンシャルワーカーの子どもについては、当初の予定どおり4日から通学が可能となっている。ブリティッシュ・コロンビア大学、サイモンフレイザー大学、キャピラノ大学、ダグラスカレッジ、バンクーバーコミュニティカレッジなど、大学やカレッジも休校となった。

 またBC州政府では積雪による交通網の混乱やアレックスフレイザーブリッジ、ポートマンブリッジの一時閉鎖を警告していたが、6日午後2時の時点で閉鎖はアレックスフレイザーブリッジのみ。

 倒木などによる停電も多数発生していて、BCハイドロによると、6日午後2時の時点で約2万世帯が影響を受けている。 

 クリスマス前から北極圏からの寒気が流れ込み、カナダ西部は猛烈な寒波に見舞われた。月末にかけて気温は多少上がったが、今度は大雪が降り、バスや道路など交通網に影響が出ている。

ブロードウエイでは4日の夜、バスが多数立ち往生していた。©The Vancouver Shinpo
ブロードウエイでは4日の夜、バスが多数立ち往生していた。©The Vancouver Shinpo

アルバータ、マニトバでは極寒警報

 一方、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州、ユーコン準州には極寒(Extremely Cold)警報などを出して警戒を呼び掛けている。サスカチュワン州レジャイナでは6日、氷点下32度、ユーコン準州ホワイトホースでは氷点下40度となった。

 ノースウエスト準州のラビットケトルでは12月26日に氷点下51.1度を記録した。 

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