カナダから日本への帰国者・入国者は宿泊施設で3日待機に

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大が続き、日本政府は水際対策措置を強化している。ケベック州からの日本への帰国・入国者は、12月22日からは検疫所の宿泊施設での待機を求めないということになっていたが、27日より再び水際対策対象となった。

 カナダ全土からの入国者は12月27日午前0時以降、検疫所の宿泊施設で3日間の待機が必要となっている。既に3日間待機が求められているアルバータ州、オンタリオ州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、ブリティッシュ・コロンビア州からの入国者だけでなく、そのほかの州、準州からの入国者も待機対象となった。

 ケベックからの入国者の待機が不要となったのは22日から27日までの5日間のみだった。カナダで最初にオミクロン株への感染が確認されたオンタリオ州は、日本時間11月30日より、入国後、検疫所が確保する宿泊施設で3日間待機することになった。

 さらに1月7日にシエラレオネからの入国者は10日午前0時より、カタール、ドミニカ共和国、フィリピンからの入国者は11日午前0時より、3日間待機を求めることが発表された。

 これにより1月11日午前0時以降、検疫所の宿泊施設での10日間待機は、
アンゴラ、エスワティニ、コンゴ(民)、ザンビア、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、マラウイ、南アフリカ共和国、モザンビーク、レソトの11ヵ国からの帰国者・入国者。

・6日間待機は、イタリア、英国、オランダ、韓国、ケニア、スウェーデン、タンザニア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、ノルウェー、フランス、アメリカ(イリノイ州、カリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、ハワイ州、フロリダ州、マサチューセッツ州)、ポルトガル。

・3日間待機は、アイスランド、アイルランド、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、イスラエル、インド(カルナータカ州、ケララ州、マハーラーシュトラ州、ラジャスタン州)、エクアドル、エジプト、エストニア、オーストラリア(クイーンズランド州、首都特別地域、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、北部準州)、オーストリア、カタール、ガーナ、カナダ全土、キプロス、ギリシャ、クロアチア、シエラレオネ、ジョージア、スイス、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、チリ、トリニダード・トバゴ、ドミニカ共和国、パキスタン、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラジル(サンパウロ州)、仏領レユニオン島、米国全土(6日待機のイリノイ州、カリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、ハワイ州、フロリダ州、マサチューセッツ州以外)、ペルー、ベルギー、ポーランド、マルタ、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、レバノン、ロシア全土。