オミクロン株の感染急拡大を受け、オンライン授業に移行していたオンタリオ州が、1月17日から対面授業を再開する。再開に向け、ステファン・レッチェ州教育大臣は1月12日、学校関係者には900万枚のN95マスク、生徒に400万枚の3層構造のマスクを準備していると明らかにした。
オンタリオ州の公立小中高校では当初、1月3日から授業を再開する予定だった。しかし、12月30日に1月5日からに延期、さらに1月3日には5日から17日まではオンライン授業にすることを決定した。
関係者らの関心を集めていた対面授業の再開時期についてだが、予定どおり17日に再開すると10日に発表。レッチェ州教育大臣は対面授業開始を延期したことで、コロナワクチンのブースター接種が進んだほか、空気洗浄のためのHEPA フィルターを準備したと語った。
同州では退職した教員の雇用について、オンタリオ教員連盟(Ontario Teachers’ Federation)と新たに合意。感染拡大による起こる可能性がある人材不足に対応する。
また、関係者や生徒のために390万セットのラピッドテストも準備。生徒たちは17日に学校が再開すると2セットの配布を受ける。迅速に確認することで、感染拡大を防ぐのが狙いだ。
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