カナダ統計局が1月19日に発表した2021年12月までの年間のインフレ率は4.8%と、1991年9月以来の高水準となった。
消費者物価指数上昇の主な要因となっているのは、食品と住宅で2021年12月は2020年同時期と比べて、それぞれ5.7%と9.3%増だった。特に食品価格はこの10年間で最悪の上昇率となった。
家庭用電化製品の価格も前年同時期比で8.9%増だった。冷蔵庫や冷凍庫は13.9%増、洗濯機やディッシュウォッシャーは10.4%増と統計局は明らかにした。
ガソリン代が高騰しているが、11月の増加率が43.6%だったのに対して、12月は33.3%。ノーフォルト制度が導入された自動車保険は3.4%減、また電話サービスが大幅に安くなり12.6%減という。
州別年間インフレ率は、ブリティッシュ・コロンビア州で2.8% 、アルバータ3.2%増だったが、オンタリオが3.5%、ケベック3.8%、プリンスエドワード島州で5.1%と東部が高水準を記録した。
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