カナダde着物
第30話 *家族写真*
2022年の幕開けです。
グレーターバンクーバー界隈は、年末のホワイトクリスマスから続きまして、お正月も真っ白な雪で美しい景色を満悦することができました。皆さまはどのようにお過ごしでしたでしょうか。
私事ですが、年末から体調を崩しまして大晦日からお正月は料理も飾り付けもできず、もの足りない新年を迎えておりました。当たり前に健康で暮らすことがこんなに有難いものなのかを、年の初めに深々と感じております。
幸いなことに日本の暦の上には「小正月」があります。旧暦のお正月はこれからですし、お正月気分を取り戻すことができそうです。
このような年中行事があることは大変に有難く、やや下降気味でした私の気分を晴らしてくれそうです。
昔から日本人は、無病息災や五穀豊穣を願いながら、季節折々の行事を愉しんで来たのでしょうね。
「今その一瞬を、家族で写真撮影」
いつの時代でも家族写真は思い出に残るものです。
東北の地震の時、津波に流されたアルバムの写真をボランティアの方々が乾かし整え、持ち主へ返すニュースを見ました。家族や家を失くしても、家族がいたこと、家があったことを残された人たちは忘れずにいたいのでしょう。
写真はその時の想いを今の心にまた複写してくれ、失くしたものを呼び起してくれます。
カナダのホリデーシーズンや日本の年末年始は、クリスマス、お正月、成人の日などがあり、家族写真を撮る良いチャンスですね。
一般的に着物を着る習慣は、特別な儀式や行事の時となっている現代ですが、たまに華やかな着物姿もいかがでしょうか。
*** 写真家のご紹介 ***
「今年の着物コラム、素敵な写真を提供してくださる写真家のお二人をご紹介いたします」
那須則子 Noriko Nasu-Tidball
1990年カナダへ移住し会社員生活を送る。退職後、自身のポートレート撮影を依頼した際、写真教室を勧められ受講。その後、その講師であった写真家のアシスタントを務め結婚式等の撮影を行う。傍らNPOやバンクーバー教育委員会からの依頼の仕事をする。ここ何年かはフィルムで自分のテーマに沿った写真を撮っている。
E-mail
ptidjp@yahoo.co.jp
https://www.norikotidball.com/
(コナのひと言)
則子さんは、2019年から和の学校@東漸寺にて、可愛らしい子供たちの写真を撮影してくださっています。特に七五三祝いでの晴れ着姿は、母親の目線でお子さまの表情を捉えますので、安心してお任せできるでしょう。
中村マント Manto Nakamura
世界のスポーツ、人間、そして自然を描写する平和主義の報道プロ写真家。 オーガニック納豆事業とサッカー指導も手がける。
E-mail
manto@show.ca
https://www.facebook.com/MantoArtworksPhotography
(コナのひと言)
マントさんは、人や自然にフォーカスし、様々なロケーション撮影の経験がある写真家です。和の学校@東漸寺では、ご家族のストーリーを今の一瞬と共に写し出し、初参りから七五三祝い、そして成人式など、幅広い被写体を得意としていると思います。
コナともこ
アラフィフの自称着物愛好家。日本文化の伝道師に憧れ日々お稽古に励んでおります。
10年前からコキットラム市の東漸寺で「和の学校」を主宰。日本文化を親子で学び継承する活動をしております。和の学校オンラインサロン*無料*は、対面式が始まりましたので、不定期で開催することになりました。次回の開催日と内容につきましては、後日お知らせいたします。
その折には、是非ご参加くださいますよう宜しくお願い申し上げます。また皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
*詳しくはコナともこ までお問い合わせ下さい。tands410@gmail.com
東漸寺は非営利団体で、和の学校の収益は東漸寺の活動やお寺の維持の為に使われています。
カナダ人の夫+高校生と大学生3人娘+老犬1匹と暮らしております。バンクーバー近郊在住。
和の学校ホームページ https://wanogakkou.jimdofree.com/
Facebook https://www.facebook.com/tomoko.kona.98
Instagram https://www.instagram.com/konatomoko/?hl