金沢からこんにちは
こんにちは、金沢の小さなゲストハウス「ポンギー」のにいなです。
2月になり、先日も金沢は雪が降りました。30センチくらいの積雪ですが、久しぶりの雪かきに全身筋肉痛! 普段からもっと運動しておけばよかった…と思う今日このごろです。
今回は、寒い冬にポンギー(宿)で活躍している便利なエコ暖房グッズをご紹介します。
家の中にホース? 温風ダクト!
皆さん、ご自宅では普段どのような暖房器具を使っていらっしゃいますか? バンクーバーではセントラルヒーティングがあるご家庭も多いかもしれませんね。
ポンギーでは数年前から「温風ダクト」のお世話になっています。
お分かりでしょうか? ファンヒーターとこたつをつないでいる茶色いホースのようなもの。これが温風ダクトです。
「こたつホース」や「省エネダクト」という名前でも販売されています。この温風ダクト、こたつの電気代がかからないので電気代の節約になるんです。
「えっ? たんなる筒じゃない。こんなもので本当にあたたかくなるの?」
そう思われる方も多いと思いますが…。これがびっくり、とーってもあたたかくなるのです! しかも、電気であたためるよりも早くあたたまるんですよ。
使い方はいたってシンプル。ファンヒーターの温風をこたつに入れるだけです。温風がダイレクトにこたつに入ってくるので、こたつの中はポッカポカ。
ポンギーには6~8名が入れる大きなこたつがあるのですが、毎日長時間こたつを使うと、ひと冬の電気代が2万円ほどになります。
「この電気代、どうにかならないかなぁ」といろいろ考えていたところ、「そういえば、私の実家で温風ダクト使ってた!」と思い出し、すぐにネットで注文しました。
これを使うようになって、電気代がひと月に5000円以上の節約となりました!
関東や関西から来られる方は、「これ何ですか?」とコタツからでているホースをみてけげんそうにされます。
調べてみると、どうも発祥は東北地方のようで、北陸の他に新潟、長野でも使われているようです。
愛すべきダクトのデメリットは…
見た目が少々芋虫っぽいところと、ついつい踏んでしまうこと。コタツ布団からジャバラのダクトがでていると「何これ?」感満載です。
そして、お掃除のときもついつい踏んでしまうし、ゲストさんはもちろん慣れていないので知らずに踏んでしまう…。
そんなわけで、我が家のダクトはボコボコになりながらも、けなげにコタツに温風を送り続けてくれているのです。
コタツを使用している家だけの電気代節約グッズですが、すぐあたたまる一石二鳥の温風ダクト。これも、ちいさなSDGsかと思っています。
あなたのお家のSDGsは何ですか?
ゲストハウスPongyi(ポンギー)
金沢で一番古いゲストハウス。素の自分でいられ、他の人と交流できるアットホームなお宿。築140年の金沢町家。ミャンマー僧侶経験のある代表まさきと、若女将のにいなで運営中。
ゲストハウスPongyi HP:www.pongyi.com