キーガン・メッシング選手、フィギュア世界選手権に向けて気合十分

キーガン・メッシング選手、北京五輪、男子フリー。2022年2月10日、中国・北京。Photo by Greg Kolz/Skate Canada
キーガン・メッシング選手、北京五輪、男子フリー。2022年2月10日、中国・北京。Photo by Greg Kolz/Skate Canada

 フランス・モンペリエで3月23日から開催されるISU(国際スケート連盟)主催世界フィギュアスケート選手権に出場するカナダ代表選手の会見がオンラインで行われた。

 男子代表キーガン・メッシング選手は16日に会見し、「上位を狙っていきたい」と意気込みを語った。

 2月に中国・北京で開催された冬季オリンピックにも出場。同大会では、団体戦で4位入賞を果たしたものの、個人では金メダルを獲得したネイサン・チェン選手、連覇を狙った羽生結弦選手ら上位の選手に注目が集まる中、11位にとどまった。

 しかし世界選手権では、羽生、チェンの両選手が欠場することが発表された。メッシング選手は、「(チェン選手の欠場は)今、その情報を聞いたばかり」と驚きを隠さなかったが、自身にも上位へのチャンスがあると語った。

 「自分が表彰台から遠い存在だということは自覚している。しかし今大会でチャンスがあればぜひ狙っていきたい」

 すでに30歳。今シーズン後の選手活動について聞かれると、「確かに年齢的なものは感じる」と言いながらも「もう1シーズンやろうかと考えている」と引退は口にしなかった。やると決めたら「シーズン途中までとか言わずに1シーズン通して現役を続行する」という。

 まずはその前に今シーズン最後の大会となる世界選手権で表彰台を目指す。

 メッシング選手は日系カナダ人5世。アメリカ・アラスカ州生まれ。現在の拠点はアラスカ州ガードウッド。昨年7月、長男が生まれたばかりで、北京冬季五輪でも長男の写真を披露していた。

合わせて読みたい関連記事