バーナビーレイクにかわいいカナダグースの赤ちゃんを見に行こう

カナダグースの親子。Photo by Keiko Nishikawa
カナダグースの親子。Photo by Keiko Nishikawa

 ハクトウワシ 、カワセミ、オスプリー(ミサゴ)、サギ、アメリカオシドリ、カナダグース(カナダガン)など、多数の鳥が生息するバーナビー・レイク・リージョナル・パーク。生息している鳥の種類は70種類以上という。

 湖の北側の中央、Nature House(4519 Piper Ave, Burnaby)付近にあるPiper Spitには鳥の巣箱も設置され、バードウォッチャーや鳥の写真を撮る人に人気が高い。大きなカメラを抱えた人が多数訪れる。

 特に4月末から5月上旬はカナダグースのヒナが孵り(かえり)、親についてひょこひょこ散歩する姿がかわいい。春のこの時期にしか見ることができない、カナダグースの親子を見に行こう。 

おなじみのカナダグース

 頭と首が黒く、のど元に入った白いラインが特徴の鳥。バーナビーレイクでなくてもスタンレーパークのような公園やビーチなどでよく見かける。

 一夫一婦制で、2歳でパートナーを見つける。生涯添い遂げることも多い。

 柔らかな毛におおわれたヒナは、孵化してから24時間以内に、歩いたり泳ぐことができる。小さい間は常に両親が近くにいて、ヒナを守っているが、2カ月もしないうちに、大人の毛に生え変わり、飛ぶことを覚える。


 秋になると南に渡る。その際、V字型の隊列を取って飛行する。カナダグースは社交性のある鳥で群れで暮らすという。

カナダグースやアメリカオシドリをはじめ様々な鳥を見ることができる。© The Vancouver Shinpo
カナダグースやアメリカオシドリをはじめ、さまざまな鳥を見ることができる。© The Vancouver Shinpo

バーナビー・レイク・リージョナル・パークの散策

 バーナビー・レイク・リージョナル・パークには多数のトレイルがある。カナダグースの親子を見たあと、散策をしても気持ちがいい。Piper Spitからバーナビースポーツコンプレックス(アイスリンクやプールがある)まではコットンウッドトレイル(Cottonwood Trail)で片道2.6キロ。あるいは、ビューポイントのPhilips Pointまでなら片道1キロ程度。

 トレイルは平坦で歩きやすい。

 クマやコヨーテ、クーガーなどの危険な野生動物も暮らしている。見かけても慌てて逃げずに、落ち着いてゆっくり離れる。

 Piper SpitはNature House(4519 Piper Ave, Burnaby)のそば。

メトロバンクーバーのバーナビー・レイク・リージョナル・パークのページ 
http://www.metrovancouver.org/services/parks/parks-greenways-reserves/burnaby-lake-regional-park

トレイルマップ
http://www.metrovancouver.org/services/parks/ParksPublications/BurnabyLakeParkMap.pdf

湖の向こうにメトロタウンが見える。© The Vancouver Shinpo
湖の向こうにメトロタウンが見える。© The Vancouver Shinpo

参考
https://kids.nationalgeographic.com/animals/birds/facts/canada-goose
https://www.nationalgeographic.com/animals/birds/facts/canada-goose
https://a-z-animals.com/blog/top-10-most-romantic-animals-in-the-world/

(取材 西川桂子)

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