BC自由党ファルコン党首、党首として初めて議会に臨む

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州自由党ケビン・ファルコン党首(59)が5月16日、議会に出席した。野党党首として初めて臨んだ議会では、与党BCNDP(新民主党)との対立を鮮明にした。

 BC自由党は2020年10月、新型コロナウイルス感染拡大の中で実施された州議会選挙でアンドリュー・ウィルキンソン前党首が惨敗。辞任したウィルキンソン前党首に代わって、今年2月の党首選でファルコン党首が誕生した。

 ファルコン党首は2011年の党首選でクリスティ・クラーク元党首に負け、次点で涙をのんだ経緯がある。今回は2選挙連続でNDPに敗北した自由党を立て直すとほかの候補を抑えて党首に就いた。

 BC自由党長期政権時代には、財務、保健、運輸大臣や副州首相の要職を歴任したベテラン議員。

 先月、バンクーバー‐キルチェナ(Vancouver-Quilchena)選挙区での補欠選挙で当選。約10年政界から離れていたが、この日久しぶりに議会に出席した。

 4月30日の声明では、「今後数カ月の間に、このブリティッシュ・コロンビア州で再び大きなことを成し遂げるために、この州の将来に対する前向きなビジョンを持った、あらゆる多様で、実績があり、思いやりのある候補者のチームを推薦できると期待している」と語り、次期選挙に照準を当てた。

 次のBC州選挙は2024年10月までに実施される予定。

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