ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市の高級住宅街で知られるショーナシー地区で18日、クーガーの目撃情報が相次ぎ、バンクーバー市警察が出動する騒ぎとなった。
場所は、グランビル・ストリートと20thアベニュー辺りで、午後1時ごろのことだったという。
野生動物保護や自然保全を行うBC Conservation Officer Service(BCCOS)も閑静な住宅街に突然現れたネコ科の大型動物の捜索に加わった。
バンクーバー市警によると、近くの学校にも安全のために通知したという。
結局見つかったのは、「クーガーでも、チーターでも、200ポンド(約90キロ)のジャガーでもなく、サバンナキャットでした」とBCCOSがツイッターで報告した。
BCCOSによるとサバンナキャットは、BC州では規制外来種(Controlled Alien Species)に指定されていないという。BC州が指定する規制外来種とは、州に生息していない動物種で、野生動物とはみなしていない動物と定義している。
見つかったサバンナキャットは無事に持ち主の元に返された。閑静な住宅街の午後を騒がせたクーガー出現は、結果的には何事もなく逃げ出したペットということで解決したが、BCCOSはツイッターで「このような情報が寄せられたおかげで、無事に飼い主と再会することができました」と通報した市民の協力に感謝した。
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