カナダ統計局は8日、6月の雇用統計を発表。全国の失業者数は43,000人で、前月の雇用者数40,000人増を完全に相殺した。
ただ、失業率は4.9%と1976年に統計を開始して以来の低い水準となり、5月の5.1%より0.2パーセントポイント低くなった。
6月に失業者数が増加したにもかかわらず失業率が改善した理由について統計局は、求職者数が減少したことをあげている。
産業別では建設業や製造業が好調で全体的に0.8%増、一方サービス業が全般的に0.5%減少し、ヘルスケア・ソーシャルアシスタンスが0.8減、情報文化・レクリエーションが1.7%減、教育が0.9%減となった。
地域別の雇用者数では、ニューファンドランド&ラブラドール州、ケベック州が悪化し、プリンスエドワード島州、マニトバ州で増加した。
平均時給は前年同月比5.2%増で1.54ドル上がり31.24ドルにとなった。前月よりは3.9%増(1.18ドル増)だった。
州別の失業率は次の通り(カッコ内は前月)
ニューファンドランド&ラブラドール 9.9(10.0)
プリンスエドワード島 4.9(7.8)
ノバスコシア 7.0(6.7)
ニューブランズウィック 6.1(7.1)
ケベック 4.3(4.2)
オンタリオ 5.1(5.5)
マニトバ 3.8(4.7)
サスカチュワン 3.9(4.8)
アルバータ 4.9(5.3)
ブリティッシュ・コロンビア 4.6(4.5)
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