エドサトウ
鎌倉時代、元寇の時に北九州は中国に攻め込まれて、なぜ勝つことが出来たかと思えば、神風、今でいう突風が吹き荒れて、沖に停泊していた船団が壊滅的な打撃を受けたからからと言えるかもしれないが、基本的には日本の鎌倉武士が中国軍を上陸できないように命がけで、もののふの意地で頑張ったからであろう。日本は弱いと思い侵略を試みるが天候が急変して、海は大しけとなり中国軍は甚大な被害を受けて引き上げざるを得なかったのではなかろうか?
今、ウクライナを考えるときに、寒さに耐えられないウクライナ市民や兵士が凍えるこの冬に、ロシア軍が再び来るのかもしれない。
かつて、ドイツ軍は破竹の勢いで進軍していたが、結局冬の寒さに負けた。野営するドイツ軍には体を温める木切れもなく寒さに打ち震えるだけであった。今、私たちは、電源などのインフラが攻撃されて、この冬に大変な困難に直面しようとしているウクライナの人々に何の支援ができるのであろうか?現地で戦っているロシア兵にしても、後方の支援を閉ざされれば、今以上(約7万人)の戦死者が予想される。
どちらの国もこれ以上の戦死者を出さないために、勇気ある平和の対話を強く希望したいものである。
また、気になることがある。かつてテレビのドキュメンタリーで、韓国がウクライナに農地を借りて、大規模農業を始めようとしていたのを見た記憶がある。韓国は家電とか車を売る代わりに、ウクライナに投資をして大農場の経営にのりだし、農産物を買うことにより貿易のバランスをとるということをしていたのかもしれない。でも、その小麦など食料はどうなっているのかは素朴な疑問である。
「文化は無し のぼる陽もなき 地平線」は、ウクライナの人の俳句です。
一帯一路などの貿易で成功を収めた大国中国の自主的な援助を期待したいものである。