大雪、大雨でBC州南部は大混乱に

メトロバンクーバーで日中も雪が降り続いた。2022年12月18日。
メトロバンクーバーで日中も雪が降り続いた。2022年12月18日。

 大雪・荒天となった12月23日、メトロバンクーバーを含むブリティッシュ・コロンビア(BC)州南部は大混乱に見舞われた。これに先立ちBC州政府は12月22日に不要不急の外出は避けるよう求めていた。バンクーバーが大雪に襲われるのはこの週では2回目。

 BC州運輸省はハイウェイ3のホープ・プリンストン間で大雪、ハイウェイ1のフレイザー・キャニヨンで雪崩の注意報を出した。アレックス・フレイザーとポートマンの両橋は落雪の危険があるとして、23日早朝から24日朝まで閉鎖された。

 BCフェリーも、23日午前中はメトロバンクーバー・ビクトリア間など主要路線を含む多くの航路が運航中止に。午後にもいくつかがキャンセルされた。スカイトレインの駅や路線も一部が閉鎖となり、トランスリンクは利用を控えるよう呼びかけていた。

 バンクーバー国際空港の混乱も続き、23日には300便以上のフライトがキャンセル。同空港は、足止めとなった利用者にホテルとレストランのギフトカード約400枚を提供した。24日にはほぼ通常通りの運航となった。

 各地で停電も相次いだ。多くは倒木や折れた枝が原因と見られ、24日朝の時点で11,000世帯が影響を受けた。

 カナダ環境・気候変動省は24日も引き続き、メトロバンクーバーに大雨警報を発令し、洪水や落氷についても注意を促した。

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