建友会が1月25日、バンクーバー市にあるバンクーバー日系ガーデナーズ協会で、新年会を開催した。建築・建設、その周辺産業に従事する企業や個人で構成される建友会だが、この日は会員だけでなく、その他のバンクーバーの団体代表ら合わせて32人が出席し、親睦を深めた。
「コミュニティにも貢献」
建友会・松原昌輝会長が昨年の年次総会で決まった副会長をはじめとする役員10人を紹介。「会長含めこの10名でがんばっていきますので、よろしくお願いします」とあいさつした。
また参加団体も紹介。バンクーバー日系ガーデナーズ協会、懇話会、企友会、日本カナダ商工会議所、日系女性企業家協会、桜楓会から代表らが参加した。
在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事、岡垣さとみ主席領事も出席。あいさつで、住宅がバンクーバーで報道されない日がないくらい非常に大きな問題であり、建築関係に携わる建友会の会員の仕事も難しい問題にも直面しながら取り組んでいるのだろうと想像していると丸山総領事。日系祭りなどへの協力など色々な形で貢献していることに、「これから春が近づいて、そういう機会に改めてみなさまのご貢献ぶりを直接見させていただくこともあると思いながら、楽しみにしております」と笑顔で乾杯の音頭を取った。
世界に一つのユニークな会
三河慎修副会長は、「真偽は定かではないが」と前置きして、海外には日本人が作った建築関係の団体はバンクーバーの建友会だけという話を聞いたと紹介した。そして「とてもユニークな会だと思いますので、これからもがんばって盛り立てていきたいと思います」とあいさつした。
専門性の高いユニークな会として、「これからバンクーバーまたはカナダで建築関係の仕事をされる方とか、日本から来ている学生の人で建築などに携わりたい人たちの力に建友会が少しでもなれれば、いいかなと思っています」と抱負を語った。
新年会の後半には、会員や他団体との親睦を深める懇親の時間や全員参加のゲームも用意された。ゲーム形式のクイズを出題するのは松原会長。建友会らしく、問題は建築関連。現在再開発が進んでいるオークリッジモール周辺の建設に関する問題や、日本を代表する建築家・隈研吾さんが設計した東京の国立競技場に関する問題など、分かりそうで分からない問題に会場は大いに盛り上がった。
建友会
2012年11月に発足したバンクーバー地域の建築・建設関係者のコミュニティ。
グレーターバンクーバーとその近郊で活動する建築・建設および周辺産業に従事する会員がお互いに切磋琢磨し、幅広く深い技術力を持った集団に成長することと、会員それぞれの事業の発展を促す環境整備と相互協力を深めることを目的としている(建友会ホームページより抜粋)。
建友会ホームページ:kenyukai.ca
(写真 斉藤光一/記事 編集部)
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