カナダ最大都市オンタリオ州トロントのジョン・トーリ市長が元スタッフとの不適切な関係を認め、辞任すると2月10日発表した。電撃辞任発表にカナダでは大きな話題となっている。
記者会見が行われたのは、トロント・スター紙が同日にトーリ市長と元スタッフとの関係を掲載して数時間後のことだったという。
記者会見で市長は関係が事実だったことを認め、「市長として、また家庭人として、私が守るべき基準に合致していない」と語り、「この関係を(自分自身に)許したことは、私の重大な判断ミスであると認識している」として、トロント市民、事務所スタッフ、市議、市職員、そして家族に謝罪した。
元スタッフとの関係について、新型コロナウイルス感染拡大に対応するために長い間妻と離れている間に始まり、今年早々に合意のもとに分かれたと説明した。市長は1978年に結婚、4人の子どもと6人の孫がいる。
選挙では2014年に市長に当選。2018年、2022年の市長選でも他の候補を圧倒して当選した。前回選挙は昨秋に行われたばかり。トーリ市長の後任を決める選挙は早ければ今春に行われる予定だが、まずは今月始まる予算案の審議に集中するとしている。
(記事 編集部)
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