比較的温暖な冬で知られるブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバーやグレータービクトリアで2月25日夜から26日早朝にかけて大雪となった。
メトロバンクーバーやフレーザーバレーでは10センチから25センチ積もり、グレータービクトリアやサンシャインコーストの多いところでは40センチになったところも。BC州南西部は2月末にしては珍しく白銀の世界に包まれた。
バンクーバー空港や公共交通機関に乱れ
25日午後からバンクーバーに降りだした雪はそれほど強くなかったが、バンクーバー空港では大雪に備えて発着便全体の15%を運休とした。空港は声明を発表。土曜日の午後から夜にかけて15から20センチの降雪予報が出ている中、航空会社の協力により、夜の発着便を中心に多くの便を運休、時間変更としたと説明した。
バンクーバーは昨年のクリスマス直前にも大雪に見舞われ、数日間にわたり運休や時間変更で大混乱となった。
また、25日夜はバンクーバーで公共交通機関スカイトレインやバス運行の一部で遅延やルート変更などの影響が出た。
電力会社BCハイドロは一部で倒木などの影響で停電が発生したと報告している。
ビクトリアなどバンクーバー島では27日夜にも大雪注意報
カナダ環境省は、ビクトリアなどバンクーバー島の一部で27日にも大雪になる可能性があるとして注意報を発令した。
多いところで10センチから15センチの降雪となる予報。メトロバンクーバーでも、スコーミッシュからチリワック、ノース・ウエストバンクーバーでも再び最大で10センチの雪になる可能性があると注意を呼び掛けている。
(記事 編集部)
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