MLS(メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCの2023年シーズンが2月25日、本拠地BCプレースで開幕した。
今季キャップスに移籍したGK高丘陽平も先発出場。MLSデビューが本拠地での開幕戦となった。
2月25日(BCプレース:19,614)
バンクーバー・ホワイトキャップス 1-2 リアルソルトレイク
先制したのはキャップス。8分、Brown(#23)が自身MLS初ゴールで1-0とした。しかし、70分にはソルトレイクのGlad(#15)に、73分にはKreilach(#8)に決められ逆転を許す。キャップスは試合終了まで猛攻を仕掛けるも追加点が取れず初戦に黒星を喫した。
後半すべてが悪かったとは思わないが、続けて2失点は課題
63分には好セーブを見せ、1-0のリードを守ったが、その後立て続けに2失点。「(1失点に抑えていれば)、最後のところで2 点取って勝てるチャンスもあったと思う」と高丘。「これからチームが上を目指していく上で、2失点目をさせないっていうチームの意思疎通ができればもっとチームは良くなっていくと思いますし、そういったところでしっかり自分の力を発揮したいなと思います」と次の試合への課題を語った。
一方でプレシーズンからチームに合流しチーム状態は良く、その良い流れを今日の開幕戦で発揮できたと振り返った。「後半が全て悪かったとは捉えてないし、良いプレーもあったと思う。試合は 90 分間あるので、そんな中で我慢しないといけない時間をしっかり我慢して自分たちの時間にどう持っていくかっていうことが重要かなと思います」。
キャップスVanni Sartiniヘッドコーチもチームについて「非常に良かった」と語った。得点チャンスもシュートも多かったが、結果的に得点に結びつかなかったと振り返った。ほとんどの時間を圧倒しても勝てる保証はないということは選手の教訓となるだろうと前を向いた。
高丘については、2失点したが「良かったと思う」とヘッドコーチ。「いくつか好セーブもあったし、ビルドアップも良かった。彼がどんなプレーをしてくれるかが垣間見えたと思う」と語った。
地元開幕戦黒星に「悔しい思い」
大雪に見舞われた本拠地でのシーズン開幕戦。それでも2万人近いファンがBCプレースに駆け付け、声援を送った。
会場について、「すばらしい雰囲気を皆さんに作ってもらいましたし、僕の名前を呼んで応援してくれたり非常にうれしかったです」とファンに感謝。ただ「皆さんが作ってくれた雰囲気でホームで開幕を落としてしまったというのは残念ですし、ホームではやっぱり必ず勝たないといけないと思うので、そういう意味では今日は非常に悔しい結果だったかなと思います」。
3月のホームゲーム
3月8日(水)7:00pm リアル・エスパナ(Concacaf Champions League)
3月11日(土)2:00pm FCダラス
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