FCダラスとBCプレースで対戦したバンクーバー・ホワイトキャップスFCは、レギュラーシーズン初白星とはならなかった。チームは引き分け、ポイント1を獲得した。
3月11日(BCプレース:16,780)
バンクーバー・ホワイトキャップスFC 1-1 FCダラス
FCダラスは開始早々の5分に先制する。その後、ホワイトキャップスは堅い守りで追加点を許さず、34分にFCダラスのオウンゴールで同点に追いついた。後半は、両チームとも無得点で、引き分けに終わった。
ホワイトキャップスが5ポイントくらいの試合だった
試合後、Vanni Sartiniヘッドコーチは「フラストレーションを感じるべき試合だったと思う。1ポイント取ったからOkだという試合内容ではなかった」と開口一番語った。
ゴールチャンスはいくつもあったが、結局相手チームのオウンゴール1点のみ。試合内容はよく「ポイント5を獲得してもいいくらいだった」と評価したが、ただチャンスをどう得点につなげていくだと課題も。この調子で良い試合をしていけばゴールできるだろうとも語った。
GK高丘「今日の引き分けを引きずらずに次の試合につなげていければ」
FCダラス相手にこの日の失点は1点のみ。チーム状態は非常に良いという評価はVanniヘッドコーチと同じで、良いプレーをしている時間の方が圧倒的に長かった中でも、負ける試合というのはサッカーではよくあることだと話し、「そういうところを改善していければ、もっともっと上に行けると思いますし、ポテンシャルを秘めたチームだと思うので、(今日のことを)引きずらずに次の試合に向けてがんばっていきたい」と前を向いた。
次はホンデュラスでCONCACAF Champions Leagueのセカンドレグ(3月15日)となる。ファーストレグは3月8日にBCプレースで5-0と圧勝。数字的には快勝だが、「そんなに簡単な試合ではなかったし、最初に自分たちが失点していたらどうなっていたか分からなかった」と振り返った。「最初の失点を防げたというのは大きかったし、そうした我慢強さが出てくればより勝つ確率が高くなるかなと思っています」
「とても居心地がいい街」
バンクーバーに来て約3週間。試合が続いているためゆっくりと街を散策する時間はないが、自宅周辺を散歩したりしてバンクーバーを楽しんでいるという。「とても居心地がいいです」との感想だ。
2月下旬にバンクーバーに来て、雪が降ったりと寒い日が続いている。「寒いですね」と笑ったが春になれば大丈夫かなと話す。
体調管理はチームのサポートもあり特に心配していない。「最低限、自分でできることはしっかり自分でコントロールして、体調管理というところはプロとして当たり前にやっていきたいなと思います」と語った。
4月のホームゲーム
4月1日(土) 7:30pm CFモントリオール戦
4月8日(土) 7:30pm ポートランド・ティンバーズ戦
4月29日(土) 7:30pm コロラド・ラピッズ戦
(写真・動画 斉藤光一/記事 三島直美)
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