小さなバックパックを付けたハトが、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州アボッツフォード市にある刑務所の敷地内で見つかった。刑務官は受刑者が薬物を持ち込もうとしたと見ている。
CBCが伝えたところによると、Union of Canadian Correctional Officersの組合長John Randle氏の話として、Matsqui刑務所内でバックパックを付けたハトが見つかったのは2月27日。バックパックはブルージーンズとシーツで作られており、いずれも受刑者が簡単に入手できるものだという。
バックパックの中身は空だったため、Randle氏は誰かがいずれ荷物を運べるようにハトをトレーニングしていたと推測している。バックパックを付けたハトは、昨年12月にも近くの刑務所Pacific Institutionで見つかっており、その中にはメタンフェタミンが入っていた。Matsqui刑務所近くには小学校があるため、ハトが間違えてそこに行ってしまうことを警戒しているという。
今回の事件については警察が捜査を進めている。また刑務所では、ドローンによる麻薬の持ち込みにも警戒しており、ネット設置やドローン探査システムの導入など、政府の支援を求めている。
(記事 編集部)
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