ストレスのたまる試合展開だった。それでも堅い守りで相手にゴールを許さず白星を引き寄せた。
バンクーバー・ホワイトキャップスFCは4月8日、バンクーバーでカスケディアライバルのポートランド・ティンバーズと対戦した。
4月8日(BCプレース:17,029)
バンクーバー・ホワイトキャップスFC 1-0 ポートランド・ティンバーズ
前半からホワイトキャップスが押す展開。30分にゴールを決めたかに見えたがオフサイドでノーゴール。51分にもネットを揺らしたが、反則を取られノーゴールに。74分に途中出場FW・White(24)のゴールがようやく決まり、その1点を守り抜いた。
「2試合連続クリーンシートは個人としてもチームとしても大きい」GK高丘
この日は4月1日のCFモントリオール戦に続いて枠内シュートがゼロという堅い守りで無失点に抑えた。2度のノーゴールとなっても集中力を切らさず、ディフェンス陣だけでなく全員で守り切った勝利とGK高丘陽平は振り返った。
「クリーンシートで終われたっていうのは、間に(CONCACAFを)挟んでますけど、MLSのリーグ戦で2試合続けて(無失点に)できたっていうのは1つ個人としても大きいですし、チームとしても大きいかなと思います」
取り消された2ゴールについては、「それでも落ち着いて、変に過度に色々することなく、やれたかなと思います」と振り返る。「コミュニケーションを常に取ってましたし、後ろの4枚のセンターバック、サイドバックだけがハードワークしたわけではなく、前線の選手も本当にハードワークして、前線からプレスだったり、プレスバックだったり、献身的に行っていたので、そういったとこがしっかり報われて無失点に抑えて1点取って勝つことができたっていうのは大きいかなと思います」
4月5日はCONCACAF Champions LeagueファーストレグでLAFC相手に0-3と黒星。それでも引きずることなく、この日は我慢の展開で勝利を引き寄せた。
Vanni Sartini監督は選手たちの成熟度を称え、「試合展開が思うように運ばない中でもバランスを崩すことなく、より強く押した試合運びができた」と語り、1点を取ってからもバランスを崩すことはなかったと振り返った。
MF・Julian Gresselは「ゼロで抑えようという強い気持ちを共有していたのが良かった。(ゴール)チャンスを作れるだけの力があると思っていたし、守り抜く強い気持ちとシュートし続けたことで結果的にゼロで抑えて勝てたことは良かった」とGK高丘と同じ気持ちを語った。
CONCACAF Champions Leagueセカンドレグは敵地ロスでLAFCと対戦
4月5日に初めて対戦したLAFCの印象についてGK高丘は「チームとしてすごいオーガナイズされてるなって印象がありました。特に前線の3枚の選手は能力高いなっていう印象も受けました」と語った。
結果は0-3だったが内容的にはそれほど差がなかったという。「去年のチャンピオンチームっていうことで、いいチームだなって印象を受けましたけど、失点するまでは僕らもいいプレーもしてましたし」と振り返る。
「アウェイで難しい試合になると思いますけど、僕らにもチャンスはあると思いますし、ここでしっかり勝ち切って、次のラウンドに進めるように。中2日ですけど、しっかり心も体もリカバリーしていい状態で望みたいなと思ってます」と前を向いた。
LAFCとの対戦は4月11日。2試合の得点合計で勝った方が準決勝に進出する。
今後のホームゲーム
4月29日(土)7:30pm コロラド・ラピッズ戦
5月6日(土)7:30pm ミネソタ・ユナイテッドFC戦
5月20日(土)7:30pm シアトル・サウンダーズFC戦
5月31日(水)7:30pm ヒューストン・ダイナモFC戦
バンクーバー・ホワイトキャップスFCウェブサイト: https://www.whitecapsfc.com/
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