バンクーバー市、増え続けるカナダグースの殺処分を可決

 バンクーバー公園庁は5月8日、年間数百羽の殺処分を含む新しいカナダグース管理案を可決した。

 審議に先立って発表された報告によると、現在の市内のグース数は約2,200羽。しかしその数は毎年18%増加しており、2030年には1万羽になる可能性があるという。すでに個体数増加による、公共物への被害やエコシステムへの影響、ビーチや芝生でのフンの増加など、さまざまな問題が発生している。

 現在、グースの個体数抑制には、巣の受精卵を殺菌した卵に差し替える”egg addling”がという方法が主に行われているが、巣へのアクセスが困難ということもあり、十分な効果が得られていない。

 今回可決したプランは、今後5〜10年で個体数を安定化させるというもの。その手段として、egg addlingの増加や公園の改良、餌付け監視の強化などとともに、殺処分による個体数減少が含まれる。

(記事 編集部)

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