コヨーテが子どもを襲う事件が続発、餌付けしないよう呼びかける

 メトロバンクーバーで、コヨーテが子どもを襲う事件が立て続けに起こっている。B.C. Conservation Officer Serviceによると、5月14日午前10時15分ごろ、バーナビー市のディアレイク・パークで6歳の女の子がコヨーテに噛まれて軽症を負った。事件は、Burnaby Blooms Festivalの開催中に起きている。このコヨーテは、事件後も女の子の親に追い払われるまで、その場にいたという。

 現場には、自然保護官とバーナビーRCMP(連邦警察)が駆けつけたが、コヨーテの行方を突き止めることはできなかった。B.C. Conservation Officer Serviceとバーナビー市は、サインの表示やパトロールなどで再発防止をしている。

 また、5月10日には午後8時ごろ、ポート・コキットラムのライオンズ・パークで、2歳の子どもがコヨーテに噛まれ、軽症を負う事件が起きた。コヨーテは警察によって現場近くで殺された。その後の調査で、このコヨーテが自然界のものではない食べ物を食べていたことがわかったと発表された。

 今回の2件の事件を受けて自然保護官は、野生動物にエサを与えないよう呼びかけるとともに、必要に応じて執行措置も行うと話している。

(記事 編集部)

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