3連休にBCフェリーでトラブル続発

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州でビクトリア・デーの5月22日、BCフェリーのウェブサイト、アプリ、電話システムが全てダウンするというトラブルが起こった。3連休の混み合う最終日に、乗客はスケジュールや運航状態が確認できない事態となった。

 3連休初日の20日には、ボーエン島とウエスト・バンクーバーのホーシュー・ベイを結ぶ「クイーン・オブ・キャピラノ号」の午後の便が全てキャンセルになった。BCフェリーは水上タクシーを代替便として提供したが、車両を積むことができないため、多くの人々が足止めに。ボウエン島側では、宿泊施設にほとんど空きがなく、一部の地元の人々やビジネスが宿泊場所を提供したものの、多くの人々は車で夜を明かすこととなった。

 BCフェリーCEOのNicolas Jimenez氏は、グローバルニュース電子版の取材に対し、システムダウンは同社のカムループスのデータ・センターで起きたクラッシュが原因と話した。また、「クイーン・オブ・キャピラノ号」のキャンセルについては、スタッフ不足が理由としパンデミックの影響が大きいと説明した。

 しかしボウエン島のAndrew Leonard市長は、短距離ルートにキャンセルが偏るなど不公平さを指摘、BCフェリーとBC州政府に具体的な解決策を求めている。

(記事 編集部)

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