BC州でウーバー利用範囲拡大、ビクトリア、ケローナ、チリワックでも利用可能に

 配車サービスのウーバー(Uber)が6月6日から、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のビクトリア、ケローナ、チリワックでもサービスを開始した。

 同日、ビクトリア国際空港ではオープニング・イベントが行われた。ビクトリアでは旅行業界やビクトリア市長などがウーバーを歓迎しており、空港側も交通オプションの増加に期待している。

 ウーバーは、メトロバンクーバーでは2020年1月からサービスを開始。2020年8月には、ビクトリア、ケローナでの営業を申請したが、BC州政府のPassenger Transportation Boardは、2021年12月にこれを却下した。理由は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦戦しているタクシー会社に悪影響を及ぼすというものだった。その後、ウーバーは他の配車サービス会社のライセンスを移行させるというかたちで申請、今年5月に営業許可が降りた。

 これに対し、タクシー業界からは懸念の声が上がっている。B.C. Taxi AssociationのMohan Kang会長は、CBCの取材に対し、タクシー業界は最低賃金の適用が求められるがウーバーの運転手には適用されないなど、運送業界における不平等性を訴えている。

(記事 編集部)

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