日印合作長編アニメーション「ラーマーヤナ ラーマ王子伝説」6月にバンクーバーで上映

「ラーマ―ヤナ ラーマ王子伝説」より。Photo provided by Momo Films
「ラーマ―ヤナ ラーマ王子伝説」より。Photo provided by Momo Films

 トロント日本映画祭2023で上映の「ラーマーヤナ ラーマ王子伝説」がバンクーバーで今月上映される。

 上映日は6月25日と26日。会場はバンクーバー国際映画祭でお馴染みのVIFF Centre。

 30周年記念で新たに4Kデジタルリマスター版となった日本とインドの合作による長編アニメーションがバンクーバーで楽しめる。

日時:
6月25日(土)12:20pm
6月26日(日)5:45pm
会場:VIFF Centre-Vancity Theatre(1181 Seymour Street, Vancouver)
ウェブサイト:https://viff.org/whats-on/ramayana/

「ラーマーヤナ ラーマ王子伝説」(原題:Ramayana: The Legend of Prince Rama)

 1992年に製作された日印合作の隠れた傑作長編アニメーション映画が、新たに4Kデジタルリマスター版として復活する。ヒンドゥー教の聖典でありインドの2大叙情詩のひとつとも言われる「ラーマーヤナ」を日本が誇るハイクオリティなアニメ技術によって映画化。

 インドからはインドアニメ界の最高峰ラム・モハン氏が、日本からは佐々木晧一氏が、監督して参加。さらにインドから当代一流のシナリオライターや音楽監督、美術家、映画俳優が参加し、日本からは宮崎駿監督作品でも活躍していたアニメーターたちを含め総勢450人による10万枚以上の手書きセル画で、約8億円、9年をかけて完成した作品。

ストーリー

古代インド、コーサラ国の王城アヨーディアでは、3人の王妃に4人の王子が生まれ、それぞれ立派に成長した。宮廷内の陰謀により14年間にわたり宮殿を追放された王子ラーマは、絶世の美女シータ妃をともなって森に隠棲していた。そんな折、森の悪魔を退治したラーマは魔王ラヴァナの怒りをかい、妻シータを誘拐されてしまう。

猿軍の協力を得てシータの救出に向かうラーマ。しかし強力なラヴァナ軍との戦闘中に弟ラクシュマナは瀕死の重傷を負う。このとき猿軍の将ハヌマ-ンが天翔けてヒマラヤに飛び、傷を癒す薬草の生えた山をそのまま担いで運び、弟ラクシュマナの命を救う。やがてラーマ軍は“天の武器”を使ってラヴァナ軍を倒し、アヨーディアに凱旋する。

合わせて読みたい関連記事