再三のリードも勝ちにつながらなかった。バンクーバー・ホワイトキャップスFCはBCプレースにシアトル・サウンダーズを迎えた。カスケディア対決となったこの日、ホワイトキャップスはアディショナルタイムに逆転を許し黒星を喫した。
7月8日(BCプレース:16,399)
バンクーバー・ホワイトキャップスFC 2-3 シアトル・サウンダーズ
先制はホワイトキャップス。24分にキャプテンGauld(#25)のFKからVeselinovic(#4)がヘッドで合わせて右隅にゴール。34分にもシュートが決まったかに見えたがオフサイドでノーゴールとなり、前半を1-0で終えた。後半に入り、サウンダーズは60分に同点に追いつく。それでも72分にはGK高丘からの縦パスがつながりGauldがゴール。再び突き放した。しかし、サウンダーズは76分に同点とすると、91分に逆転ゴールを決め、終了のホイッスル。ホワイトキャップスがレギュラーシーズンをホームで負けたのは開幕戦2月25日のリアル・ソルトレイク以来、2試合目となった。
ホームでは勝ち点3を取りたかった
試合後、高丘からは反省の言葉しかでなかった。「ホームですし、勝ち点3を取りたかったですけど。取れそうだったけど、手からこぼれ落ちてしまったというか、もったいないゲームだったというか。甘さというかちょっとした隙が出てしまった試合かなと思います」
レギュラーシーズンこれまでホームで3失点したことはない。「後半に入ってゲームをコントロールできなかったというのもそうですし、守備のところでプレッシングだったり、後半は相手がゲームをコントロールしていたと思うんで、後半は反省するところがたくさんあったなと思います」
この日は今季初めてアシストが付いた。72分にホワイトキャップスがあげた2点目。高丘の縦パスを中盤でWhite(#24)がヘディングでつないで前線にいたGauldがゴールを決めた。それでも守りで納得がいっていない。
「最近、無失点の試合があんまりないので、自分としてはやっぱり気になるところではあるんで、復習しても続いてしまってるんで、そこのところは自分でも修正して。いくら2点、3点取ってくれても、それ以上失点してしまっては勝てないので。中3日ですけど、またホームでできるので、無失点で勝てるようにいい準備したいです」
LAFC戦に今季アウェイで初勝利
6月24日にロサンゼルスで行われたロサンゼルスFC戦。それまでまだアウェイで1勝もできていなかったホワイトキャップスがようやくアウェイ初白星をあげた。
結果は3-2。高丘は「90分間を通したチームのパフォーマンスも良かったですし、2失点してしまいましたけど、90分間通して、自分たちがある程度ゲームをコントロールできたと思うんで。そういったところで、アウェイ初勝利ということもありますけど、非常に大きい勝ちだったと思います」
ただ、それから2連敗していることを反省し、「あれをベースにと言いますか、上下動が多少あるんで、少しでもなくしていかなくてはいけないかなと思います」
7月、8月のホームゲーム(https://www.whitecapsfc.com/)
7月12日(水)7:30pm オースティンFC
7月15日(土)7:30pm ロサンゼルス・ギャラクシー
7月21日(金)7:30pm クラブ・リオン(リーグスカップ)
8月20日(日)7:30pm サンノゼ・アースクエイクス
(記事 三島直美)
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