ソフトボール・シティで開催された女子ソフトボール国際大会Canada Cup International Softball Championshipの決勝が7月16日に行われ、日本が優勝した。
今大会はアメリカ代表が不参加で、決勝の相手はアメリカから参加のTCコロラド。宇津木麗華監督率いる日本は、4回に2点、5回ににも2点追加、投げては三輪さくら、上野由岐子両投手が1点も許すことなく4-0の完封勝ち。トーナメントを通して10戦全勝、北京、東京五輪で金メダルに輝いた実力を見せた。MVPには工藤環奈選手が選ばれた。3位はイタリア、カナダは4位。
今年は世界各地から8チームが参加。7月10日から1週間、ソフトボール・シティで熱い戦いが繰り広げられた。
トーナメントは、他にも7月7日から始まったU-19やU-18のユースが参加するフィーチャーズ(ゴールド・セレクト)、ショーケース(ゴールド・セレクト)も同会場ほかで同時進行。今年はU-19ウクライナが参加、支援の輪が広がった。
バンクーバー市郊外サレー市にあるソルトボール・シティは球場が4面あり、2016年にはWBSC世界女子ソフトボール選手権も開催されている。新型コロナウイルス感染拡大や東京五輪出場準備などがあり今大会に参加するのは2017年以来だが、それまでは毎年必ず参加していた日本代表。バンクーバーにファンも多い。特に今年も出場した上野由岐子投手にはいつもサインを求める子どもたちや選手が周りを囲むほど。カナダカップは宇津木妙子監督時代から日本代表にとってもかかわりが深い。
東京五輪以降は正式種目から外れる女子ソフトボールにとって貴重な国際大会としての役割も期待されている。
(記事 編集部)
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