トルドー首相、G7で広島の平和記念資料館を2度訪問

平和記念資料館前で岸田首相夫妻の出迎えを受けるトルドー首相(左)。2023年5月19日、広島市平和記念公園。Photo credit: Adam Scotti/PMO
平和記念資料館前で岸田首相夫妻の出迎えを受けるトルドー首相(左)。2023年5月19日、広島市平和記念公園。Photo credit: Adam Scotti/PMO

 ジャスティン・トルドー首相は今年5月19日から3日間、広島市で開催された先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席。滞在中に岸田文雄首相らと会談したほか、同市平和記念公園内にある平和記念資料館を5月19日に岸田首相夫妻と訪問した。

 日本外務省が5月19日に発表したG7首脳が資料館で記帳した内容で、トルドー首相は以下のように記帳している。

 ”Canada pays solemn tribute to the many lives lost, the unspeakable grief of the Hibakusha, and the immense suffering of the people of Hiroshima and Nagasaki.Votre histoire restera à jamais gravée dans notre conscience collective”.

 「多数の犠牲になった命、被爆者の声にならない悲嘆、広島と長崎の人々の計り知れない苦悩に、カナダは厳粛なる弔慰と敬意を表します。貴方の体験は我々の心に永遠に刻まれることでしょう(仮訳)」

 さらに後日、日本政府が発表したところによると、トルドー首相は21日にプライベートでも訪問。滞在期間中に2度、資料館を訪れたことが分かった。

 また、資料館に隣接する広島国際会議場では8月6日の原爆の日を前に、7月25日からG7広島サミット回想展を開催。トルドー首相をはじめとするG7首脳やゼレンスキー大統領の芳名禄が期間限定で展示されている。

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