シュスワップで当局と一部住民が衝突、同地区のハイウェイ1は再開

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州中央南部のシュスワップで、山火事のために8月18日から閉鎖されていたハイウェイ1のチェイス(Chase)-ソレント(Sorrento)間が、25日に再開された。

 シュスワップ地域では、前週に山火事が広がって以降、当局と住民との間に緊迫した状況が続いている。同地域では避難命令が出ているが、一部住民が従わずに自分の土地に留まっている。

 23日には、Convoy of Truth and Freedomと名乗るグループと警察との間で、衝突が起きた。Convoy側は、「外交的かつ平和的な話し合い」による「バリケードの撤去とハイウェイの再開」を目指すとしていたが、その時点での再開は実現しなかった。一部住民は、消火活動を行っているBC Wildfire Serviceに批判的であり、消防士が脅しや虐待に直面する事態も起きていたが、この衝突による逮捕者は出なかった。

 同地域のハイウェイ1の再開は衝突の2日後に実現した。BC州運輸省は、担当局と協力し、山火事リスクと状況を監視し続けるとしている。

 周辺地域では、いまだに数千世帯が避難指示下にある。当局は、住民への同情を表すものの、避難指示を無視することは住民自身や消防士を危険に晒すとし、指示に従うよう再三呼び掛けている。

(記事 編集部)

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