北米野球独立リーグのフロンティアリーグに所属するオタワ・タイタンズが本拠地オタワスタジアムで8月26日、ジャパンナイトを開催した。
カナダの首都オタワ市を本拠地とするタイタンズには現在、日本人選手の福田満樹捕手、小林かんた外野手、日系アメリカ人のケニー・ウィリアムス投手が在籍。この日の相手チーム、エンパイアステート・グレイズにも日系アメリカ人のミズキ・アカツカ投手が在籍しているとあって、日本にゆかりのある選手が揃った。
試合前のセレモニーでは、日加外交関係樹立95周年を記念し、国際交流基金や当地の日系団体などと協力して日本文化が紹介された。音和太鼓の和太鼓演奏、高知よさこいアンバサダー絆・国際チームの演舞のほか、タテヤマ剣道・居合道クラブが剣道を、TKCオタワが空手を披露した。
また、在カナダ日本国大使館は山野内勘二特命全権大使があいさつしたほか、今年もギター演奏で参加。あいにくの曇り空となったが、オタワで日米加の野球を通じた交流と友好親善に盛り上がった夏の終わりのイベントとなった。
始球式の大役を務めたのはオタワ日系文化センターのナオミ・カツミ会長。この日の試合は、タイタンズが4‐2で勝利。昨年から所属している福田捕手は9番で先発出場し4打数1安打、小林外野手は8番レフトで先発出場3打数1安打1四球と、チームの勝利に貢献した。
北米独立リーグ・フロンティアリーグ
1992年設立、当初はウエスト・バージニア州、ケンタッキー州東部、オハイオ州北東部のチームで出発。2019年10月にカナディアン-アメリカン・プロフェッショナル・ベースボールと合併。現在は、東西カンファレンス各8チームで構成されている。
シーズンは5月から9月まで、全96試合。カナダのチームは、オタワ・タイタンズのほかにケベック州を本拠地とする2チームが所属している。
オタワ・タイタンズ
2020年末にリーグに参加。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2022年が事実上のリーグ初シーズンとなった。東カンファレンス所属。
2023年は48勝48敗、カンファレンス6位でプレーオフ進出を逃した。
(記事 編集部)
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