医療機関や長期ケア施設でのマスク着用義務が復活、10月3日から

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士とエイドリアン・ディクス保健大臣は、9月28日に呼吸器系疾患シーズンに向けた感染対策を発表した。新型コロナウィルスの感染者数増加に伴い、医療施設でのマスク義務化が復活する。

 10月3日から施行される対策により、州内の医療機関では、治療スペースにおけるマスク着用が義務付けられる。対象となるのは、医療従事者、ボランティア、請負人、そして訪問者。また長期ケア施設の訪問者は、ホーム内の共用エリアに入る際や、屋内イベント、集い、アクティビティに参加するときにはマスク着用が必要となる。さらに、医療機関に入る際のスタッフや訪問者の症状チェックも復活する。

 BC州ではすでにここ数週間で、病院内での新型コロナ感染の増加が顕著となっており、秋冬にはさらに増加するとみられている。

 しかしヘンリー博士は、学校内でのマスク義務化については不必要としている。昨年の状況を見ると、成人はコロナが重症化しやすいのに対し、子どもはインフルエンザやRSV(RSウイルス)の影響を受けやすいとし、子どもが病気のときには学校を休ませることがベストな予防策だと話している。

(記事 編集部)

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