ジャスティン・トルドー首相は11月1日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ジョン・ホーガン前州首相を次期駐ドイツ・カナダ大使に任命すると発表した。
ホーガン氏は、2005年にLangford-Juan de Fuca選挙区でBC新民主党(NDP)から州議会議員(MLA)に当選、2014年には党首に、NDPが政権を取った2017年にはBC州首相に就任した。健康上の理由などから2023年3月に政界から引退。州議員として5期、NDPの州首相としてはBC州で最長期間を務めた。
約30年のキャリアを持つベテラン政治家ホーガン氏についてトルドー首相は「(職務に)情熱的な公人であり経験豊富なリーダー」と評し、カナダ・ドイツ関係への貢献に期待を寄せている。
ホーガン氏は引退時、将来的に特に決まったプランはないが、なにかチャンスがあれば受けるつもりでいる旨を表明していた。また、トルドー首相に「橋渡し役」となることを申し出ており、特にヘルスケアにおける資金援助に関して連邦政府と州政府の間に立って働きたいとしていた。
一方で今年4月にBC州を拠点とする石炭会社Elk Valley Resourcesの役員に就任したばかりだった。
(記事 編集部)
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