ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー市で6年前に起きた13歳少女強姦殺害事件で、第一級殺人罪に問われていたイブラヒム・アリ被告に対し、BC州最高裁の陪審は有罪判決を言い渡した。
事件が起きたのは2017年7月18日。検察によると、被害者の少女はセントラル・パークを歩いていたところ、森の中に引きずり込まれて性的暴行を受けたうえ絞殺されたという。
アリ容疑者が逮捕されたのは事件から1年以上たった2018年9月。被害者の体内から同容疑者のDNAが発見された。
延期を重ねた裁判は今年4月に始まり、アリ被告は無罪を主張していた。陪審員は、警察官や病理学者、DNAアナリスト、被害者の友人・家族など、検察側からの数十人の証人から話を聞いた。一方で被告側弁護人は、検察はアリ被告による殺害を立証できていないとし証人の呼び出しを行わなかった。
報道では、陪審は判事に第一級殺人罪と第二級殺人罪の違いを確認したうえで第一級殺人罪の有罪判決を下し、判決文が読み上げられた際、アリ容疑者は特に大きな反応を見せなかったと伝えている。第一級殺人罪で有罪となった場合、自動的に25年間仮釈放なしの終身刑が課せられる。
(記事 編集部)
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