バンクーバー市内の高校で12月21日、校内にライフルを持った男がいるとして大騒ぎになった。しかし後にそれは授業に使う予定のレプリカのライフルだったと判明した。
事件があったのはウエスト・ポイントグレイのロードビン・セカンダリースクール。午前8時過ぎに同校の教師から通報を受けたバンクーバー市警察は、ただちに学校に警察官を配備した。始業前だった学校はロックダウンとなり、保護者には生徒を自宅待機させるようメールが送られた。また近隣の高校や小学校もロックダウンなどの措置を取った。
警察が学校内を捜索したところ教室内でライフルと教師を発見。教師は自分が騒動を引き起こしたとは知らずに隠れていたという。事情を知らされた教師は申し訳なさそうにしていたと警察が会見で報告した。ロックダウンは午前9時頃に解除された。
問題の教師はベテランで、ライフルは授業のプレゼンテーションに使われる予定だったという。ライフルは押収されたが、逮捕や起訴はなく、けが人も出ていない。
バンクーバー教育委員会によると、レプリカの武器は演劇などに使用する場合は持ち込み可能だが校長か教頭による事前の許可が必要だという。
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