ブリティッシュ・コロンビア(BC)州南西部が大雪に見舞われ、冬でも温暖な気候が特徴のバンクーバーが一面の銀世界に包まれた。カナダ環境省によると、1月17日午後4時時点で、バンクーバー国際空港で28センチ、メトロバンクーバー近郊チリワックで39センチの積雪があった。
メトロバンクーバー内では、車両の横滑りや立ち往生、道路閉鎖などトラブルが相次いだ。アボツフォード市では、スピンした車の運転手が車を降りて歩いているところを除雪車にはねられて死亡するという事故も起きた。
公共交通網にも乱れが生じた。メトロバンクーバーの公共交通機関を運営管理するトランスリンクは、18メートルの通常車両から降雪により強い12メートル車両に変更するなどして対応したが、運転本数の減少や運休が発生した。スカイトレインは、運転本数がやや減少しただけにとどまり、シーバス(海上交通システム)やウエストコースト・エクスプレスは通常運行となった。
またバンクーバー国際空港発着便やBCフェリーの運航も遅延やキャンセルが生じた。カナダポストは17日の郵便配達を中止したが18日には再開した。
17日、18日は、メトロバンクーバーとフレーザーバレー地域の全学区で休校となった。ブリティッシュコロンビア大学、サイモンフレーザー大学などの高等教育機関も、ほとんどが2日連続で休校措置を取った。
(記事 編集部)
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