Vancouver Cherry Blossom Festival 2024、3月29日から開幕!

バンクーバー市M.H. Macmillanスペースセンター前。Photo by Koichi Saito
バンクーバー市M.H. Macmillanスペースセンター前。Photo by Koichi Saito

 バンクーバーに春の訪れを告げるVancouver Cherry Blossom Festival。今年は3月29日からさまざまなイベントが開催される。発起人のリンダ・ポールさんの提案で2005年に始まった「バンクーバー桜まつり」は、今やバンクーバーの春の風物詩。

 フェスティバルのメインイベントの一つは、The Big Picnic。David Lam Park(1300 Pacific Blvd)で開催されるフェスティバルの開会式を兼ねた桜の下でピクニックを楽しむイベント。公園には、David Lam氏が寄贈した桜があり、満開時には一面に桜が咲き誇る。ピクニック用シートや食べ物は持参するか、現地で購入することもできる。音楽やダンスなどのパフォーマンスもあって、お花見気分に。イベントは無料。https://vcbf.ca/event/the-big-picnic-2024/

 もう一つの人気イベントは、Sakura Days Japan Fair。日本の伝統や文化を体験することができるのが魅力で、毎年大人気。茶道や華道、書道などのワークショップや、和太鼓などのパフォーマンスがあり、日本のフードや日本酒などのグルメも満喫できる。今年は4月13日、14日に開催。入場は有料で、チケットはオンラインで購入。https://vcbf.ca/event/sakura-days-japan-fair-2024/

 他にも、桜の種類や歴史について学ぶTree Talks and Walksや、桜にインスピレーションを受けて英語俳句を作るHaiku Invitational(3月1日からオンラインで受け付け開始、6月1日締め切り)、メトロバンクーバー各地でのポップアップイベント、桜のトンネルを自転車で楽しむBike the Blossomsなど、イベント満載。

 約6万本が咲き誇ると言われるバンクーバーの桜は、1930年代初めに神戸と横浜の市長が500本の桜をバンクーバーに贈ったのが始まり。それらはスタンレーパーク内にある日系カナダ人戦没者慰霊碑の周りに植えられた。

 さらにVancouver Cherry Blossom Festival のサイトによると1958年には当時の在バンクーバー日本国総領事館・田辺宗夫領事により「日加の永遠の記憶と友好」として約300本の桜が贈られたという。バンクーバーで咲く約4万3000本の桜は何らかの形で日本から贈られたとポールさんが記している。

 春の訪れとともに、桜の美しさと日本文化、そしてバンクーバーの多様性を祝うVancouver Cherry Blossom Festivalは4月25日まで。

Vancouver Cherry Blossom Festivalウェブサイト:https://vcbf.ca/

(記事 編集部)

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